コラム

Column

ディザスタリカバリ(DR)用途のデータセンターを実際に構築する企業が重視する要件とは?【当然のこと】と【意外なこと】

DR用途のデータセンターを実際に構築する企業が重視する要件とは?【当然のこと】と【意外なこと】

どの企業にとってもITが企業活動の重要な拠り所となった現在、大規模地震などの災害発生時にもサービスを安定して提供したり、業務停止による損失のリスクを軽減させたりすることを目的に、ディザスタリカバリ(DR)サイト構築の必要に駆られている企業は決して少なくありません。では、そうしたDR用途のデータセンターを選定する際には、どのようなことを踏まえて実施すべきなのでしょうか。今回は、実際にDRサイトの構築を成し遂げた企業の声から浮き彫りになった、「DR用途のデータセンター選びで重視される、当然のこと、意外なこと」を紹介しましょう。

【当然!】安全を確保できる立地

DRサイトの設置を検討しているような企業であれば、既存のプライマリサイトを設置する際にも、「地震をはじめとする災害などのリスクが少ない」という要件をある程度は念頭に置いていたはずです。ただ、プライマリサイトの場合はシステム運用性などを考慮して「自社の近くに設置すべき」と考えるケースも多かったため(現在ではネットワーク環境や仮想化技術の進展により、必ずしもそうとはいえなくなっていますが)、たとえば東京に本社が存在する企業であれば首都圏内を前提とし、「より万全な災害対策を講じている」データセンターを選定したのではないでしょうか。

しかし、DRサイトの場合は、ご存じのとおり、プライマリサイトとは一定以上の距離を離す必要があるため、むしろ、自社とは別の地域が候補となります。そのため、「より万全な災害対策を講じている」のはもちろんのこと、「そもそも災害リスクが少ない」立地を前提にDRサイトの設置を検討する企業が増えているのです。

たとえば、特に大きな災害リスクととらえられる地震については、首都圏では古くからM7クラスの南関東直下地震(いわゆる首都直下型地震)が繰り返し発生しています。また、関東以西の太平洋沿岸では南海トラフ地震の発生が危惧されており、2018年2月に文科省・地震調査研究推進本部が発表した報告書では「30年以内にM8〜M9クラスの地震が発生する可能性は70%〜80%」だとしています。
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_kanto/p13_1_tokyo/
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_kaiko/k_nankai/

データドックのデータセンターなら...

データドックの新潟・長岡データセンターは、それらの大地震発生時に被害が生じる可能性は低く、さらにいずれの活断層からも離れており、中越地震の際にもほとんど影響がなかった地域にあります。また、海抜30mの高さに位置するため、津波や水害などのリスクも受けにくくなっています(ハザードマップでは河川の氾濫による2mの洪水が発生する可能性が「100年に1度」と指摘されているため、万全を期すために2.5mの防水壁も備えています)。

さらに、同データセンターは東京電力ではなく東北電力の管内にあるという点も、高い耐災害性につながっているといえるでしょう。ネットワークも複数キャリアによる100Gbpsのバックボーンで都内と結んでおり、災害時にも安定した電力やネットワーク回線の確保が見込めます。

首都直下型、南海トラフなどの大規模地震発生エリアとデータドックDCの位置マップ
出典:地震災害 : 防災情報のページ - 内閣府

【当然!】安心を確保できる立地

前章でも述べたように、DRサイトとプライマリサイトの距離は離れていることが望ましいといえます。そして、離れていれば離れているほど、広域災害のリスクもより低くなるわけですが、DR用途のデータセンター選定時にも「いざというときには行ける場所」を望む企業は少なくありません。マネージドサービスなどで、実際に赴くことなく一定の対応が済ませられるのが第一ですが、万が一の事態も考慮し、いざという時には駆け付けられる場所にあることが安心につながるというわけです。

特にDRサイトの場合は、プライマリサイトのように常日頃から稼働させているわけではないため、有事の際に切り替えたとたん、何らかのトラブルが発生する可能性も否めません。どうしても「現地でやる必要がある」「リモートでは時間がかかりすぎる」といった作業の発生を考慮すれば、いざというときには行ける場所にあってほしいというニーズは当然ともいえます。そのため、プライマリサイトから離れた位置にありつつ、いざという時には駆け付けられるという絶妙な位置バランスを求める企業が多くなっているというわけです。

データドックのデータセンターなら...

データドックの新潟・長岡データセンターは、上越新幹線を使えば東京から2時間以内のアクセス圏(東京駅から長岡駅まで1時間40分程度)に位置しています。さらに、災害の影響で新幹線が利用できない、あるいは機材運搬が必要といった、自動車を利用しなければならないケースでも関越自動車道経由で3時間半程度の距離にあります。プライマリサイトとは別の地域に置きたいという要件をかなえつつ、いざというときには行ける安心感も得られるというわけです。

新幹線で2時間、自動車で3時間半という東京と新潟・長岡の地理的な関係

【当然!】導入&運用コストを極力抑えられる

DRサイトの必要性は感じつつも、導入検討までには至っていないという企業も少なくありません。その要因となっているのは「コスト」に他ならないでしょう。プライマリサイトとは別に、新たにDRサイト目的のデータセンターを契約し、必要なシステム環境を整えるためには、単純計算でコストは2倍に膨らんでしまいかねないわけであり、「運が良ければ使わずに済むかもしれないものに、そんなコストはかけられない」というのが多くの企業の本音ではないでしょうか。これはDRサイトの導入を決断した企業にとっても、同様に大きな課題であり、やはりDR用途のデータセンターを選定する際には、上記のような安全・安心に加えて、プライマリサイトと遜色のないスペックを求めつつも、なるべく低コストで利用可能できる事業者を求める声が多いようです。

データドックのデータセンターなら...

データドックの新潟・長岡データセンターは、寒冷地であるとともに、近郊には豪雪地帯が数多く存在するという地の利を生かし、間接外気空調方式と雪冷熱利用方式を併用することで、データセンターの運用コストの3〜4割を占めるとも言われる空調電気コストを大幅に削減しています。そのほかの各種コスト削減も合わせて、首都圏型データセンターと比べた場合、約38%のコスト削減を実現できるとデータドックでは試算しています。そして、こうしたコスト削減は結果的に、各サービスにおける価格競争力につながっているわけです。もちろん、料金が低いだけではなく、基本的にはプライマリサイトとして利用する企業が多いことが示すとおり、スペックについても、むしろ高いレベルを有しているのです。

雪冷熱+外気を利用した冷房による空調電気コスト削減とトータルでのコスト削減

【意外?】利用する回線サービスに縛りがない

ここまで紹介したものが、多くの企業がDR用途のデータセンターを選定する際に「当然の要件」として挙げる項目だといえるでしょう。しかし、多くの候補からこれらの要件を満たすデータセンターを絞り込んだにもかかわらず、「少し意外な要件」がネックとなり、選定を最初からやり直すことになったというケースも見受けられるようです。その1つが「自社がプライマリサイトや拠点間で利用しているネットワークサービスを引き込めない」というものです。回線事業者に制限を設けているデータセンターは決して少なくありません。DRサイトを自社のネットワーク内で運用できなければ、いくらほかの要件を満たしていたとしても、あきらめざるをえないというわけです。

データドックのデータセンターなら...

データドックの新潟・長岡データセンターは、NTTCom、KDDIをはじめとした各キャリアの回線利用を可能な「通信キャリアフリー」という点も特長となっています。ネットワークサービスを柔軟に引き込めるため、自社が利用しているネットワークを切り替えることなくデータセンター内のDRサイトへ接続させられます。また、マルチキャリア対応のため、ネットワークの冗長化を目的に、複数の回線を引き込むことも可能です。

【意外?】相談にも導入にもスピーディに応えてくれるか

いったんDRサイトの構築を決断し、予算を確保した企業では、「なるべく早く」実現したいと考えるのが当然といえます。DRサイトの稼働までに時間がかかってしまうようでは、「万が一にも、その間に災害などが発生してしまっては...」などといった不安がよぎってしまう方もいるのではないでしょうか。そのため、選定時には「なるべく早く相談に乗ってくれる(商談に来てくれる)事業者」「なるべく早く利用が開始できる事業者」という要件を挙げる企業も少なくないのです。

データドックのデータセンターなら...

データドックの新潟・長岡データセンターは、申込書提出から1ヶ月以内には利用開始が可能です。また、既存のデータセンター市場の殻を打ち破るべく新たに参入した事業者だけもあって、営業や問い合わせ対応においてもフットワークの軽さを心がけており、「データドックの営業が一番早く提案に来た」と、その対応スピードを評価されることも多いようです。

Contact

データセンター見学のお申し込み、サービス詳細や価格、資料請求など
お気軽にお問い合わせください